もののaware

飛騨にありて福島を思う

自分のテーマ「木工×αでふくしまと自分の未来を見つめる」を検証する。

木工を始めて半年が経った。これまでの時間は濃密かつあっという間であり、進路選択に後悔は微塵もない。

 

この節目を期に、改めて自分のテーマである「木工×αでふくしまと自分の未来を見つめる」について考えてみたい。

 

①「木工×α」について

木工だけでなく、それに何かを掛け合わせたいと思って考えたフレーズ。当初は「〇〇ができる木工職人」を目指そうと思っていたが、今では「木工もできる〇〇」を目指そうと思っている。

自分自身について、どこかの家具工房やメーカーでモノづくりに勤しむ姿はあまり想像できない。かといって、独立して黙々とモノづくりをする姿もいまいちイメージしづらいことが判明してきた。

しかし、木工を始めたことは正解だったと確信はしている。じゃあ何で木工を始めたのか。それは、モノを作れる技術が欲しいというのはもちろんだが、併せて、モノづくりに浸かっていく過程で、何が見えてくるものがあると期待しているのだと思う。あまりはっきりと言葉にできないが、モノづくりの世界には何かある!と自分が感じたその嗅覚を大事にしていきたい。

そして、モノづくりを経験したことで得たものを手段として、今起きている小さな問題・課題にあの手この手でアプローチできればいいなと思っている。前までは社会問題を解決したいと意気込んでいたが、まだ自分はそれに挑める段階に達していない。大きな跳躍でなく、まずは足元を見ながら確実な一歩を重ねていこう。

 

②「ふくしまと自分の未来を見つめる」について

実はこれに関しては、人前で言語化するのはやめようかと思ったこともあった。福島のために何かしたいと思う気持ちに嘘は無いけど、一方で結局何もできていないし、そんなこと言う前に目の前のことを頑張れよと、誰かに言われている気がしてきたからだ。というか言われた。確かに、口先だけの人間になりかけていたところだった。

でも、そんなこと言われたらやっぱりコンチクショウと思うわけで。地元あっての自分なのは疑いようがないことだ。福島への思いは、しばらく胸の奥に秘めて、その火が消えないように保ち続けていこうと思う。そしていつか見返してやろうと思っている。

そもそも「ふくしまで起きている問題を解決する」ではなく「ふくしまと自分の未来を見つめる」なのは、やりたいことが分からない、自分自身に迷いがある、ということに何となく自覚があるからだ。だから、まずは「見つめる」という規模感は、実はちょうどいいのかもしれない。

 

③まとめ

半年ぶりに自分のテーマ「木工×αでふくしまと自分の未来を見つめる」について考えてみたが、やはりこれに間違いはないと思う。これからも掲げ続けて、また半年後くらいに検証します。

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