もののaware

飛騨にありて福島を思う

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

木工は手段か目的か

飛騨高山で木工を始めて5か月が経とうとしている。ここに来てから、様々な出会いがあった。それは人との出会いであり、新たな価値観との出会いだったり。そんな様々な出会いの中で、少しずつ、自分自身を見つめなおしている。 最近よく考えるのは、自分が2年…

漫画「エデンの東北」から感じる、「懐かしさ」の正体

とある漫画をご紹介したい。深谷かほるさんの「エデンの東北」という作品だ。 1970年代の東北の田舎町を舞台に、そこで暮らす4人家族の笑いあり涙ありの日常を描いた、1話完結の物語。はっきりと明言はされてはいないが、舞台は福島県石川町をモデルにしてい…

夏の終わり

長い長い梅雨が明けた。ここ数年カラ梅雨続きだったのもあって、今年の初夏は洗濯物が乾かず苦労させられた。それでも、夜な夜な近所のコインランドリーに100円握りしめて乾燥だけしに行くのは、嫌いじゃなかった。こういう季節もあるものだ。 さて、梅雨が…

森が好きじゃない林業行政マンたち

森林ジャーナリストの田中淳夫氏のブログはよく拝見しているところであるが、2020年8月3日付の記事が、思わず膝を叩く内容だったので、紹介させていただきつつ、僕の思いを吐露しよう。 タイトルは「林野庁は教育官庁になる、か?」。内容は、林野庁と森林環…

センスは無い、けれども辞めない

モノづくりの世界に入って4か月が経った。あっという間に8月になってしまったという印象だ。 この4か月間で、僕は何ができるようになっただろうか。 ・工房で扱う樹種なら大抵見れば判別できるようになった。 ・鑿と鉋の仕込みが出来るようになった。 ・森林…