もののaware

飛騨にありて福島を思う

福島県人

最近、自分はどこの人間なのかと思う瞬間がある。

 

高校まで福島で過ごし、大学で岩手、新卒で長野、そして今年から岐阜。色んな所に住んできた。その中で、やっぱり自分は福島の人間なんだと思うわけだが、果たして今の自分は福島の人間なのか?

 

自分が福島から離れている間に、地元は大きく変わり続けているようだ。特に目にするのが、自分と同じ年代の人たちがアクションを起こして地域社会を変えていこうとする動きだ。

原発事故直後、もう福島に上がり目はないと思ったこともあったが、そんなことはなく、確実に良い方向へ動き出している。

 

一方で、自分は福島のために何かしてきたか?そんな責任を背負い込むほど優れた人間でないことは分かっているけど、後ろめたさを感じ続けている。

 

僕はやっぱり福島が好きで、自分は福島県人だと思いたい。そこに理屈はない。

 

福島に戻った瞬間に満足してしまうのではないか?と思うこともあるが、それでいいのかもしれない。福島に戻ることは、大袈裟だけれど今の所、僕の人生の一番の目標だ。

地域を元気にしたい思い、モノづくりをそれに活かしたい思いはあるが、結局のところ、福島に戻りたいだけなんだな。

 

自分が一番気持ちのいいと感じられる場所で生きる、それ以上に幸せなことは中々ないと思っている。早く車のナンバーも免許証の住所も、福島にしたい。

 

 

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