もののaware

飛騨にありて福島を思う

不意打ちの魔力

ラジオを聴いていると、稀に自分の好みにどストライクの音楽と運命的な出会いをすることがある。

 

一方で、音楽配信サービスの「あなたにおすすめのプレイリスト」を聴いていても、期待したほどいい曲を見つけられはしない。この違いはいったい何なのだろうか。

 

きっと、無意識の状態で聞いた方が、曲の魅力は何倍にもなるのだろうな。いい意味でラジオには好みの音楽配信を期待していない。流れる曲の多くが、基本的にはボール球だと思っているため、たまーに来るストライクに「やられた!」と思ってにやけてしまうのだろう。

しかし、おすすめプレイリストと銘打ってあると、好みの曲ばかりなんだと期待してしまう分、期待外れに陥りやすい。Apple MusicのChill Mixは癒しの曲リストであるはずが、「しっかり聴こう、聴いてリラックスしよう、いい曲を見つけよう」という気持ちで聴いてしまっていて、結局癒されない。今度からはボケーっとして聴くことにしよう。

 

逆に、聴き古したような曲でさえ、ラジオから流れると異様にテンションが上がる。どうやらラジオには不意打ちの魔力があるようだ。また、小さい頃、親の車で聴いた音楽を何年経っても覚えているという現象もまた、不意打ちの魔力が故だろう。親のジムニーで繰り返し流れていたR&B、ソウルによって、僕の音楽の趣味は形作られてしまったようである。

 

そして僕はそのジムニーja11を近々譲り受ける予定なのだが、音楽はまともに聴けるようにはカスタムしたい。ガタガタの車内で、擦り切れたカセットテープで聞いたChaka Khanは懐かしいが、さすがに今度は高音質で聴きながらドライブしたいところである。

 

I Feel for You

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