もののaware

飛騨にありて福島を思う

ワークとライフ

前職時代に思ったこと。それは、完全週休2日制の生き方は自分には合わないということ。

 

週末になっても、頭の中は常に仕事のことでいっぱいだった。多くの人が日曜の夕方に憂鬱さを覚えることだろうが、僕は土曜の夜から既に憂鬱だった。

 

こんなにも仕事のことばかり考えてしまうなら、休みなんていらない、というのはさすがに言い過ぎだが、仕事は仕事、休みは休みと割り切って生きることは難しいと分かったのだった。

 

そもそもワークライフバランスとは、ワーク(仕事)とライフ(人生・生き方)のバランスをとること。それはつまり、ワークとライフは別物であると定義されているということだ。

ワークは辛くしんどいものであるからこそ、ライフとのバランスを調整しましょうという考え。僕にはこの考えは合っていないようだ。仕事とは、それ自体が生き方であると言える生き方をしたいと思っている。

 

そう思っていた時、最近読んだ本で「ワーク・アズ・ライフ」という言葉を知った。

直訳すると、生き方としての働き方。仕事とプライベートの垣根が限りなく無に近い生き方。僕に合う生き方は、ワークアズライフなのだと、言葉で定義が出来てすっきりした。

 

僕は今、休みのない生活を送っている。週に6日は木工の勉強をし、日曜も縁あってとある場所で勉強をさせていただいている。最初はさすがにしんどいかと思ったが、意外にも何とかなっている。むしろ、精神的にも肉体的にも充実しているように感じる。やはり、仕事を辞めてまでモノづくりの世界に舵を切ったのは間違いではなかった。

 

青森県出身の詩人・寺山修司氏もかつてこう語っていた。

「好きなことで生活できる、お金を頂けることが一番です。趣味か仕事か区分できなく、融合した時を過ごすのが、人間にとっての一番の幸福です。」

 

モノづくり・アズ・ライフの可能性を探って生きていこうと思う。

 

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