9年目にして惑わず
東北を離れてから、例年この日は、福島を見捨てた後ろめたさ、何もできない罪悪感に苛まれてきた。
でも今は、福島に帰ると決めたから苦しくない。やることは分かっている。
福島で就職しなかったことを後悔するときもあった。でも今では、道を誤ったとは思っていない。
東北を離れて、外から東北を見て、その上で気づいたことがたくさんあった。全く見知らぬこの地で、沢山の人に出会い、たくさんの価値観を知った。これは後々必ず活きてくる。
僕の前に道はない。僕の後ろに道はできる。
高村光太郎の詩の意味が、この年になってようやく分かり始めた。道に正解も誤りもないのだろう。
寄り道も含めて、人生だ。
I love you and I need you FUKUSHIMA!