もののaware

飛騨にありて福島を思う

浜通りに原子力の学校ができる!

福島に、待望の学び舎誕生なるか。

 

東北大学が、浜通り廃炉放射線、防災について学べるキャンパスを設置するかもしれないという。

(NHKニュースリンク↓)

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20200410/6050009738.html

 

以前、「浜通り原子力の学校を!」という記事を書いた。いつか出来たらいいなと思っていたが、話は水面下で進んでいたようだ。

monono-aware.hatenablog.jp

 キャンパスは構想段階だが、寄宿舎や研究のための宿泊施設、病院も設置したいとのことで、研究者や学生が集中して研究に取り組むことが出来る環境が整いそうだ。

 

福島第一原子力発電所事故は、世界でも類を見ない原子力災害だ。最適解の見えない中で、手探りで進んでいる最中なのだ。

 

何度でも言おう、正しく理解し正しく恐れることが大切だと。その正しく理解するための学府がここ福島県浜通りにできることの意義は非常に大きい。事故後、原子力放射能について学びたいと思った若者はたくさんいる。これらを学ぶ上で、浜通りは最高の生きた教材だ。

 

国民の殆どが原子力発電により生まれるエネルギーを享受して生きている以上、だれも原子力の未来を無視することはできない。

東北大学浜通りキャンパスの誕生により、原子力放射能を、臭いものに蓋をするように見て見ぬ振りをするのではなく、より身近な存在として理解がされることを願う。

 

コロナウイルスで混迷を極め、暗いニュースばかりが流れる今日、少しずつ少しずつ、社会は変わり始めていることを知れて希望が持てた。

 

福島県の復興・再生はまだまだ続いていく。