もののaware

飛騨にありて福島を思う

ケミカルでない味

ブドウ系の缶チューハイは何であんなにケミカルな味がするのだろうと、いつも不思議に思っている。どの商品も、どこか苦いような薬品味を感じてしまう。同じメーカーのレモンやグレープフルーツ、キウイ、パイナップルなど、ほかのフルーツ味は美味しいのに。

 

ブドウ味ということで言えば、これだ!と言えるワインにも中々巡り合えない。渋みよりも、フルーティな酸味を味わいたいのだけれど、残念ながらそんなワインは一般的には少数派のようだ。

 

それでも、自分の味覚に合うブドウのお酒を2つほど知っている。どちらも大学時代を過ごした岩手にまつわるお酒だ。

一つは、岩手県の焼き肉・冷麺専門店「ぴょんぴょん舎」にて提供される「岩手山ぶどう酒」だ。僕は初オーダー時に「いわてさんぶどうしゅ」と言ってしまい店員さんに「『いわてやまぶどうしゅ』ですね」と訂正された苦い思い出がある(でも岩手で登山をする人なら誰だって「岩手山」とあれば「いわてさん」と読んでしまうよね?)。

でも苦かったのは思い出だけで、味はフルーティーで酸味と甘みのバランスが最高に良かった。あれを飲むためだけに、もう一度盛岡へ行きたい。なお僕は看板メニューの盛岡冷麺よりも、ユッケジャン辛温麺のほうが好きだ。特にこれからの季節は体が温まるものを食べたい(なお、ユッケジャン「しん」おんめん、と読むが、これも初見でユッケジャン「から」おんめん、と読み間違えを披露してしまい、店員さんに訂正されたことがある。ニガくてカラい思い出だ・・・)

 

もう一つが、後輩からお土産でもらった山ぶどうのワインだ。銘柄を全く思い出せないのだが、確かワインの名産地、葛巻町のくずまきワインだったと思う。これもまた適度な酸味といやらしくない甘みでとても気に入ったのを覚えている。山ぶどうでジャムなどを作って食べたこともある両親もかなり気に入り、あっという間に飲み干してしまった。

 (山を味わった思い出についても書いています↓)

monono-aware.hatenablog.jp

 

この2つの思い出を追いかけて、色々なワイン、葡萄酒を飲んできたが、残念ながらその味は遠く及ばないものばかりだ。ケミカルでなく、酸味と甘みのバランスが良い味わいをご存じの方がいらっしゃれば、ぜひともご紹介ください。

 

 

こちらは同じケミカルでも、気持ちのいいケミカル↓

Got to Keep On

Got to Keep On

  • provided courtesy of iTunes

 

ブログランキング・にほんブログ村へ