国家公務員は夢がない…?
国家公務員の定年延長関連法案が国会で審議入りした。
知識や経験の豊富な高齢職員のスキルの発揮を目的に、2022年4月から2年ごとに1歳定年延長を行い、2030年度には65歳定年になるというもの。また、60歳以降は、管理職からは外され、給与も3割カットになる。
現状、国家公務員には「再任用制度」があり、60歳定年を迎えた職員のうち希望者は職場に採用され残ることができる。この再任用制度がすべての職員に適用されるようなものだろうか。昨日まで上司だった人が同僚や部下になるかもしれないとなると、それはそれでやりにくいな~。
ところで、国家公務員という言葉を見聞きするたび思い出す歌がある。
宇多田ヒカルの「Keep Tryin'」は2006年の曲。auのcmソングとして耳にした人もいるかもしれない。
この曲、2番のサビでこんなことを歌っている。
「タイムイズマネー」
将来、国家公務員だなんて言うな 夢がないなあ
「愛情よりmoney」
ダーリンがサラリーマンだっていいじゃん 愛があれば
曲が発表された2006年当時は、国家公務員は安定して金を稼ぐ職、夢は2の次といった風潮があったのだろうか(今もそうか?)。
最近は、官僚の皆さんが不憫な思いをしているのではないか、と思わせる事案が多数見受けられるが、僕自身は、皆さん「国をよくするために働きたい」という立派な夢を持っていると信じている。
65歳定年になることで、国家公務員の世界がどのように変わっていくか、気にして見ていきたい。
補足:別にKeep Tryin'は政治的な歌とかではなく、前向きになれる応援歌です。
ちなみにこの曲、2006年度iTunesストア年間1位。
2位はmihimaruGTの「気分上々↑↑」、3位はMonkey Magicの「Around The World」。ほかにもDef Tech「My Way」やAIの「Story」などがランクイン。懐かしいなあオイ。