もののaware

飛騨にありて福島を思う

木工職人0年生

令和2年3月31日をもって、新卒から4年間務めた職場を退職し、岐阜県高山市に木工修行にやってきました。プロフィールには木工職人(見習い)と書いておきながら、実際は見習いのスタートラインにも立っていなかったということ。詐欺みたいなものだな。

 

公務員から職人へ。明日4月2日は早速修行の1日目。なのに頭の切り替えが全くできていない…30日、31日と手厚い送別会(組織的な会ではなく、個人的なやつです。念のため)があり、若干睡眠不足。正しい文章が書けているか不安です。

 

シェアハウスの部屋は引っ越し荷物で散らかったまま。年金や健康保険の切り替え手続きもできていない。もう少し、旧生活と新生活のバッファーゾーンとなるような時間が欲しい・・・。

 

今は、大学の寮へ入寮した日のことを思い出しています。あの頃は知らない人ばかりで、ここにはどんなルールがあるのかも分からず(寮は上下関係や古いしきたりがあるのではないかという怖いイメージがあった)、大学生活への期待と不安でいっぱいでした。

しかしこういうのは来た日が一番緊張していて、すぐに慣れてしまうもの。シェアハウスに入居している方々は皆いい人ばかりで、すでに馴染むことが出来ました。

(大学の学生寮についてはこちら↓)

monono-aware.hatenablog.jp

 

さて、前職では林業・木材産業という、木材利用のいわゆる「川上・川中」に携わることが出来ました。そして木工職人とは「川下」の存在。川下があって初めて川上から木材が流れてくることが出来ます。

 

「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、自分は「木を見て森も見る」存在を目指し、循環型社会の一翼を担えるよう努めていきたいです。

 

そして何より木工で自分の生き方、福島の未来を見つめ直す、という自分のテーマを忘れず、2年間過ごしていきます。木工職人0年生としての生活がいよいよスタートします。

 

今後は、モノづくりや修行生活に関する記事も増えていくと思います。引き続きご覧いただければ幸いです。