もののaware

飛騨にありて福島を思う

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

クヌギを蹴る

木工は常に屋内作業。毎日17時に工房での作業が終わると、ひとまず屋外へ空気を吸いに出る。ここ最近はバケツをひっくり返したような雨が続いていたが、今週は少し落ち着いてきた様子。梅雨明けも近いかと期待が膨らむ。 先日、作業終わりに外に出ると、ちょ…

ワークとライフ

前職時代に思ったこと。それは、完全週休2日制の生き方は自分には合わないということ。 週末になっても、頭の中は常に仕事のことでいっぱいだった。多くの人が日曜の夕方に憂鬱さを覚えることだろうが、僕は土曜の夜から既に憂鬱だった。 こんなにも仕事の…

「昨日スーパー行ったんだっけ」~伝わらない福島弁~

最近、飛騨高山にいながら福島県人と知り合う機会があり、とても嬉しかった。 ただ、その人に言われたのだが、どうやら僕はあまり福島訛りが無いらしい。思えば大学時代を含めれば福島を離れて9年目になる。福島訛りが抜けるどころか、引っ越し先の方言が身…

地域おこし協力隊という選択肢

木工で地域おこしができれば、こんなに良いことは無いと常々思っている。 小さいころの夢は、地元石川町の商店街の活性化だった。小学生のころに知った「シャッター通り」という言葉は衝撃だった。自分の生まれ育った地域が寂れていくのは悲しかった。 一方…

充電

久々に終業後、すぐに帰宅。道具の仕込みに課題の製作、やることはたくさんあるけれども、今日は充電の夜にすることにした。 まずは、崩れかけていた食生活を改善するために、庭のキュウリとナスを収穫し、漬物と揚げびたしを作った。と言っても先週も同じも…

建具屋親子の共通言語

小さい頃は実家の工場(こうば)で遊んでいた。横切り機や手押し鉋盤の周りを駆けずり回り、オイルやグリースの差し口を見つけてははしゃいでいた。角ノミ盤で木っ端に穴を空けてもいた。いつも父が近くで見守っていたわけではなく、今思えばけっこう危険なこ…